Sifu(紙布) 秘めたる可能性 ver.1

SIFUあだちや

 

「土に還るバッグ」

 

 

展示会では無事「土に還るバッグ」の初お披露目ができました。    和紙=紙ですから洗ってもなぜ溶けないの?とか、破けないの?染めることはできるの?とか様々な質問と、驚きと称賛とが飛び交うブースとなりました。

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Sifuあだちや 11号紙布

勿論、紙布(しふ)は水に溶けることもなく、綿と同様に染めることも、綿と同様の強度はあります。

紙布は綿より吸水性が高く、また速乾性も高い。これは何故か?。じつは、綿は不純物が混ざっているので吸水性が紙布より悪いと表現したほうが良いのかもしれないですね。

しかし、原料が和紙である紙布は、和紙を作る工程の中ですでに不純物を取り除いているので、不純物のない布ができあがるのです。ですから不純物のない紙布は吸水性が良く染色もできるということです。

右上の写真はハンカチサイズを2枚重ね縫いした紙布です。縦糸をわざと2cm程抜いて洗濯機で洗ったものです。顔を出した横糸の紙糸は溶ける事もなく、また速乾性に優れた紙布はこの時一緒に洗濯した綿のハンカチよりも早く乾く結果となりました。

同時に紙布の堅牢度の品質検査をおこなった結果、基準値には問題はみられませんでした。今後も様々なテストをおこなっていきますが、不純物のない生地として紙布は、様々な分野で活躍できるのではないかと秘かに考えているのです。・・・・

かくして、大成功に終わった足立区展示商談会の後は雑務と通常業務の遅れを取り戻す作業に、多事多端な状況が続いてましたが、展示会の打ち上げは2月に入ってようやくできました。

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中部ふるさと名物創出支援プロジェクトのブースにて

5日の打ち上げ当日、現地に行く前にお世話になった丸安ニット㈱の伊藤社長に展示会のご報告とご挨拶に、東京ビッグサイトに向かいました。GiftShowに出展中で、忙しい最中でしたが伊藤社長はとても気さくで、丁寧に対応して下さいました。ありがとうございました!!

伊藤社長がしめているネクタイも和紙糸が使われています。お洒落なネクタイでした。

 

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GiftShowをあとにして、皆が先に集まっている浅草へと向かいます。

 

打ち上げ場所の「いさりび」は、オープン当初からお気に入りの隠れやてきの寿司・海鮮料理店で、おもてなしが最高なお店です。20160205_1446

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今日の打ち上げには内職さんたちはいませんが、スッタフは、ほとんど女性ばかりです。

子育てをしながら頑張っている人も多いのですが、最近若手も、もの作りの世界に入ってきました. 毎日、職人女子を目指して頑張っています。

日本の製造業の衰退、高齢化、後継者問題、事業所の環境への貢献と様々な課題はあります。社会を元気にする、幸せにする、次世代へのバトンなど、女性ならではの発想をとりいれながら、メニサイドならではの特徴を活かし「もの作り」に取り組んでいきます。

私は、大切な事、必要とする事に目を向け、耳をかたむけ関心を持つという努力をしたいと思っています。

「君子は上達す」

くんしはじょうたつす

自身を形作るものは毎日の習慣です。毎日食べる食事によって体が形成されると同じように。また、好きな事は毎日続けられるから習慣になります。習慣になればそれが上達していきます。大切なのは何に関心を持ち、何を好きになるか、なのかもしれません。となればできれば、人の為になることに関心をまずは持ちたいです。

今日はこの言葉が私の心に響いた論語です。

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